田町駅から慶応大方面へ向かう商店街の細い路地に、中華そば「むらさき山」があります。最初は検索して訪れて、美味しかったので、これまで数回お邪魔しています。
この日は、11時半の開店直後でしたが、すでに8割程度のお客さんが入っていました。店内はカウンターのみで15席くらいでしょうか。男性と女性1人ずつでオペレーションしています。いつも女性(おばさん)の接客がとても丁寧で、安心します。
券売機の左上にあった、全部入りの「紫(ゆかり)そば」(950円)を食べました。ちなみに、ふつうの「中華そば」は750円です。つけ麺やご飯(豚ごわん=このお店ではごはんを「ごわん」と表示します)もあります。
無化調のとんこつ魚介スープ。揚げネギが乗っています。こってりしていて油が多く、私の好みど真ん中です。どことなく和歌山ラーメンのテイストにも似ているような気がしますが、和歌山を感じさせる表記はどこにもありません。しかも、スープの表面が全面油に覆われていて、最後の方まで熱々な状態が保たれているのも、うれしいところです。夏場は汗をかいて大変な状態になります(笑)。
麺は、細くて加水低めのストレート麺です。シコシコした食感が特徴的で、濃厚なスープには合っていると思います。
麺量は標準的で、茹でる前で120~130グラムぐらいでしょうか。たくさん食べる若い男性なら大盛りにするか、ご飯を付けた方が良いかもしれません。
「ゆかりそば」の具は、チャーシュー3枚、煮卵、メンマ、(たぶん)九条ネギ、のりが乗っていました。たしかふつうの「中華そば」はチャーシュー1枚、メンマ、ノリ、ネギの具だったと記憶しています。煮卵が日によって出来が違って、黄身がトロトロの時もあれば、やや茹で過ぎの時もあります。この日は結構黄身も固まっていました。
いつも思うのは、スープがとてもこってりしていて美味しいので、もう少しスープの量が多いと良いのに、ということです。スープを残すお客さんが多いので、少なめにしているのでしょうか。それだけが残念です。
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